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黙って抱えるゴリラより、ひと声かけるゴリラ報連相のコツ ── 毎日の一言から、トラブルのときまで
公開 仕事の進め方

報連相は、相手の時間を守り、自分の身も守るしくみ。
「報告・連絡・相談」。
社会人になって最初に教わる言葉のひとつなのに、ずっと難しいままの人も多いはずです。
- どのタイミングで報告すればいいのかわからない
- 話しているうちに、何が言いたいのか自分でもわからなくなる
- 相談したのに、ほしかった答えが返ってこない
群れで暮らすゴリラは、胸をたたいたり、低くうなったりして、仲間にこまめに合図を送っているそうです。
仕事も同じで、黙ってひとりで抱えこむより、ひと声かけたほうが群れはうまく動きます。
この記事では、場面ごとの報連相のコツと、上手に報連相できる人の日ごろの習慣をまとめます。
そもそも、報連相は何のためにあるのか
報連相は、上司のご機嫌をとるためのものではありません。
目的は大きく2つです。
- 相手が判断し、準備できるようにするため予定どおりなのか、遅れそうなのか。それがわかれば、相手は次の手を打てます。
- 自分を守るため早めに共有しておけば、問題が起きてもひとりで責任を背負わずにすみます。
「言われたから報告する」ではなく、「相手が困らないように伝える」。
この視点があるだけで、報連相の質はぐっと変わります。
1. 日常の、小さな報連相
毎日の報連相は、小さいほど、早く、短くが基本です。
- 「〇〇、終わりました」
- 「これから△△に取りかかります」
- 「□□、15時の予定でしたが、16時になりそうです」
チャットで一行でも十分。
大事なのは中身の立派さより、相手が状況を知らないまま時間が過ぎないことです。
伝えるタイミングは、この3つ
- 終わったとき … 「終わった」は、言わないと誰にも伝わりません
- 予定が変わったとき … 遅れも早まりも、わかった時点で
- 「あれ?」と思ったとき … 小さな違和感は、大きなトラブルの手前であることが多い
2. 中長期の仕事の、中間報告と完了報告
数週間〜数か月かかる仕事では、途中で黙ってしまうのがいちばん危険です。
依頼した側は「順調なのかな?」と気にしながら、声をかけるタイミングを探しています。
中間報告は「いつするか」を最初に決める
仕事を引き受けたときに、こう聞いておきます。
「途中で一度、方向性を確認させてください。〇日ごろでいいですか?」
目安は、全体の2〜3割が進んだところ。
方向がずれていても、この段階ならやり直しは小さくてすみます。
中間報告で伝える4つのこと
- 今どこまで進んでいるか
- 予定どおりか、ずれているか
- 困っていること・決めてほしいこと
- 次に何をするか
完了報告は「終わりました」だけで終わらせない
- 結果 … 何がどうなったか
- 残ったこと … 積み残しや、今後気をつけること
- 置き場所 … 資料やデータがどこにあるか
- ひとこと … 協力してくれた人へのお礼や、次に生かしたいこと
完了報告がていねいな人には、次の仕事も安心して任せられます。
3. トラブルのときの報連相
トラブルのときほど、報告したくなくなるものです。
でも、悪い知らせほど早くが鉄則です。
「全部わかってから」ではなく「わかった時点で」
原因も対策もわからないうちに報告するのは、気が引けるかもしれません。
それでも、まずは第一報を入れます。
相手にとっていちばん困るのは、知らないうちに事態が大きくなっていることです。
第一報の型
- 何が起きたか(事実)
- どんな影響がありそうか
- 今、何をしているか
- 次にいつ報告するか
「〇時ごろ、もう一度状況をお伝えします」と次の報告時刻を添えておくと、相手は待つことができます。
事実と推測を分ける
「〇〇が起きています(事実)。原因は△△かもしれません(推測)」
ここを混ぜると、相手の判断を誤らせてしまいます。
言い訳や反省は、事実を伝えたあとで十分です。
ゴリルもこう言っています。

「ウホ。隠したバナナは、あとでもっと臭う。」
4. 1分報告のコツ
忙しい相手への報告は、1分で終わるくらいがちょうどいい長さです。
最初に「件名」と「数」を言う
「〇〇の件で、報告が2点あります」
これだけで、相手は聞く準備ができます。
結論 → 理由 → 次の行動
- 結論 … 「予定どおり、来週金曜に納品できます」
- 理由・経緯 … 「先方の確認が1日早く終わったためです」
- 次の行動・お願い … 「月曜に最終チェックをお願いできますか」
経緯から話し始めると、相手は「で、結局どうなったの?」と思いながら聞くことになります。
数字と固有名詞を使う
「だいぶ進みました」より「8割終わりました」。
「先方から」より「A社の田中さんから」。
具体的な言葉は、それだけで話を短くしてくれます。
話す前に、3行で書いてみる
結論・理由・次の行動を、メモに3行で書いてから話す。
慣れるまでは、これがいちばんの近道です。
5. 確実に伝わる連絡のコツ
連絡は、送ったかどうかではなく、伝わったかどうかがすべてです。
一人に送るとき
- 件名や1行目で、用件がわかるようにする「〇〇の資料確認のお願い(10/10まで)」
- 1つの連絡に、用件は1ついくつもの用件を混ぜると、どれかが抜け落ちます。複数あるなら番号をつけます
- 期限と、してほしいことをはっきり書く「見ておいてください」ではなく「10日までに、2ページ目の数字を確認してください」
- 返事が必要かどうかを書く「確認できたら一言ください」「返信は不要です」
複数人に送るとき
- 誰に何を求めているかを分ける「全員:〇〇を確認」「営業チーム:△△を提出」「参考までに:□□」
- 大事なことは冒頭に置く複数人あての連絡は、最後まで読まれない前提で書きます
- 担当と期限は名前で指定する「どなたか」と書くと、たいてい誰も動きません。「〇〇さん、10日までにお願いします」
- 「読んだ」の確認方法を決めておく既読やリアクションをお願いすると、伝わったかどうかがわかります
- 期限の前に、一度リマインドする
6. アドバイスをもらえる相談のコツ
「どうしたらいいですか?」とだけ聞くと、相手は一から状況を聞き直すことになり、答えもぼんやりしがちです。
自分の考えを持ってから相談する
「AとBで迷っています。自分はAがいいと思っていて、理由は〇〇です。この考えで問題ないでしょうか」
自分の案があると、相手は「それでいい」「ここだけ直そう」と具体的に答えられます。
間違っていてもかまいません。案があること自体が、相手の助けになります。
相談の型
- 背景 … 何についての相談か
- 困っていること … どこで止まっているか
- 自分の案 … どうしたいと考えているか
- 聞きたいこと … 決めてほしいのか、アイデアがほしいのか、確認してほしいのか
相手の時間をもらう
「5分ほどご相談してもいいですか」と、先に時間の目安を伝えます。
相手も、聞く心構えができます。
相談のあとは、結果を報告する
「ご相談した件、Aで進めてうまくいきました」
このひとことがあると、相手は次の相談にも気持ちよく乗ってくれます。
7. 報連相がうまい人の、日ごろの習慣
報連相が上手な人は、話がうまい人というより、準備ができている人です。
頼まれたときに「報告の予定」まで決める
いつ・どんな形で報告するかを、引き受けた時点で決めてしまう。
あとで「いつ言おう」と迷う時間がなくなります。
言われたこと・決まったことをメモする
指示や決定事項をメモしておくと、報告の材料になり、「言った・言わない」も防げます。
自分の仕事の状態を見える化しておく
今かかえている仕事、人に任せた仕事、返事を待っている仕事。
これが整理されていれば、「あの件どうなった?」と聞かれても、すぐに答えられます。
一日の終わりに「伝え忘れ」を確認する
帰る前に1分だけ、「今日、報告・連絡しておくべきことはないか」を見直します。
小さな報告を、ふだんから続ける
日ごろからひと声かけている人は、トラブルのときも話しかけやすい。
信頼は、大きな報告ではなく、小さな報告の積み重ねでできていきます。
GOALYで、報連相の準備を整える
報連相の質は、伝える前の準備で決まります。GOALYシリーズは、その準備を支えます。
- GOALY MEMO … 指示や会議で決まったことを、開いてすぐメモ。あとからふだんの言葉で探せるので、報告の材料がすぐに見つかります。やることになったメモは「TODOにする」で GOALY TODO へ
- GOALY MIND … 相談の前に、頭の中にあることをチャットで書き出すと、AIが質問しながら考えをマップに整理してくれます。「自分の案」を持って相談に行くための準備に
- GOALY TODO … 仕事を目的からTODOまで整理し、締日を設定できます。人に頼んだことは「任せた」、返事を待っていることは「返事待ち」として並べておけるので、「あの件どうなった?」にすぐ答えられます
今日のゴリ言
「黙って抱えるな。ひと声で、群れは動く。」
── ゴリル

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