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GOALY JOURNAL 06 ・ COMMUNICATION

黙って抱えるゴリラより、ひと声かけるゴリラ報連相のコツ ── 毎日の一言から、トラブルのときまで

公開 仕事の進め方

報連相は、相手の時間を守り、自分の身も守るしくみ。

「報告・連絡・相談」。
社会人になって最初に教わる言葉のひとつなのに、ずっと難しいままの人も多いはずです。

群れで暮らすゴリラは、胸をたたいたり、低くうなったりして、仲間にこまめに合図を送っているそうです。
仕事も同じで、黙ってひとりで抱えこむより、ひと声かけたほうが群れはうまく動きます。

この記事では、場面ごとの報連相のコツと、上手に報連相できる人の日ごろの習慣をまとめます。

そもそも、報連相は何のためにあるのか

報連相は、上司のご機嫌をとるためのものではありません。
目的は大きく2つです。

  1. 相手が判断し、準備できるようにするため予定どおりなのか、遅れそうなのか。それがわかれば、相手は次の手を打てます。
  2. 自分を守るため早めに共有しておけば、問題が起きてもひとりで責任を背負わずにすみます。

「言われたから報告する」ではなく、「相手が困らないように伝える」。
この視点があるだけで、報連相の質はぐっと変わります。

1. 日常の、小さな報連相

毎日の報連相は、小さいほど、早く、短くが基本です。

チャットで一行でも十分。
大事なのは中身の立派さより、相手が状況を知らないまま時間が過ぎないことです。

伝えるタイミングは、この3つ

2. 中長期の仕事の、中間報告と完了報告

数週間〜数か月かかる仕事では、途中で黙ってしまうのがいちばん危険です。
依頼した側は「順調なのかな?」と気にしながら、声をかけるタイミングを探しています。

中間報告は「いつするか」を最初に決める

仕事を引き受けたときに、こう聞いておきます。

「途中で一度、方向性を確認させてください。〇日ごろでいいですか?」

目安は、全体の2〜3割が進んだところ。
方向がずれていても、この段階ならやり直しは小さくてすみます。

中間報告全体の2〜3割のところで、方向を確認
引き受けたとき報告の日を決めておく
完了報告結果・置き場所など
早めに確かめれば、やり直しは小さくてすみます。

中間報告で伝える4つのこと

  1. 今どこまで進んでいるか
  2. 予定どおりか、ずれているか
  3. 困っていること・決めてほしいこと
  4. 次に何をするか

完了報告は「終わりました」だけで終わらせない

完了報告がていねいな人には、次の仕事も安心して任せられます。

3. トラブルのときの報連相

トラブルのときほど、報告したくなくなるものです。
でも、悪い知らせほど早くが鉄則です。

「全部わかってから」ではなく「わかった時点で」

原因も対策もわからないうちに報告するのは、気が引けるかもしれません。
それでも、まずは第一報を入れます。
相手にとっていちばん困るのは、知らないうちに事態が大きくなっていることです。

第一報の型

  1. 何が起きたか(事実)
  2. どんな影響がありそうか
  3. 今、何をしているか
  4. 次にいつ報告するか

「〇時ごろ、もう一度状況をお伝えします」と次の報告時刻を添えておくと、相手は待つことができます。

全部わかってから 原因も対策もそろってから報告相手は、そのあいだ何も手を打てない
わかった時点で まず第一報、次の報告時刻も添える相手は判断でき、安心して待てる

事実と推測を分ける

「〇〇が起きています(事実)。原因は△△かもしれません(推測)」
ここを混ぜると、相手の判断を誤らせてしまいます。
言い訳や反省は、事実を伝えたあとで十分です。

ゴリルもこう言っています。

「ウホ。隠したバナナは、あとでもっと臭う。」

4. 1分報告のコツ

忙しい相手への報告は、1分で終わるくらいがちょうどいい長さです。

最初に「件名」と「数」を言う

「〇〇の件で、報告が2点あります」
これだけで、相手は聞く準備ができます。

結論 → 理由 → 次の行動

  1. 結論 … 「予定どおり、来週金曜に納品できます」
  2. 理由・経緯 … 「先方の確認が1日早く終わったためです」
  3. 次の行動・お願い … 「月曜に最終チェックをお願いできますか」

経緯から話し始めると、相手は「で、結局どうなったの?」と思いながら聞くことになります。

経緯から
経緯→経緯→ … →やっと結論
「で、結局どうなったの?」ゴールが見えないまま聞くことになる
結論から
結論→理由→次の行動
1分で、相手が判断できる話す前に、3行で書いておくと迷わない

数字と固有名詞を使う

「だいぶ進みました」より「8割終わりました」。
「先方から」より「A社の田中さんから」。
具体的な言葉は、それだけで話を短くしてくれます。

話す前に、3行で書いてみる

結論・理由・次の行動を、メモに3行で書いてから話す。
慣れるまでは、これがいちばんの近道です。

5. 確実に伝わる連絡のコツ

連絡は、送ったかどうかではなく、伝わったかどうかがすべてです。

一人に送るとき

複数人に送るとき

6. アドバイスをもらえる相談のコツ

「どうしたらいいですか?」とだけ聞くと、相手は一から状況を聞き直すことになり、答えもぼんやりしがちです。

自分の考えを持ってから相談する

「AとBで迷っています。自分はAがいいと思っていて、理由は〇〇です。この考えで問題ないでしょうか」

自分の案があると、相手は「それでいい」「ここだけ直そう」と具体的に答えられます。
間違っていてもかまいません。案があること自体が、相手の助けになります。

相談の型

  1. 背景 … 何についての相談か
  2. 困っていること … どこで止まっているか
  3. 自分の案 … どうしたいと考えているか
  4. 聞きたいこと … 決めてほしいのか、アイデアがほしいのか、確認してほしいのか

相手の時間をもらう

「5分ほどご相談してもいいですか」と、先に時間の目安を伝えます。
相手も、聞く心構えができます。

相談のあとは、結果を報告する

「ご相談した件、Aで進めてうまくいきました」
このひとことがあると、相手は次の相談にも気持ちよく乗ってくれます。

7. 報連相がうまい人の、日ごろの習慣

報連相が上手な人は、話がうまい人というより、準備ができている人です。

頼まれたときに「報告の予定」まで決める

いつ・どんな形で報告するかを、引き受けた時点で決めてしまう。
あとで「いつ言おう」と迷う時間がなくなります。

言われたこと・決まったことをメモする

指示や決定事項をメモしておくと、報告の材料になり、「言った・言わない」も防げます。

自分の仕事の状態を見える化しておく

今かかえている仕事、人に任せた仕事、返事を待っている仕事。
これが整理されていれば、「あの件どうなった?」と聞かれても、すぐに答えられます。

一日の終わりに「伝え忘れ」を確認する

帰る前に1分だけ、「今日、報告・連絡しておくべきことはないか」を見直します。

小さな報告を、ふだんから続ける

日ごろからひと声かけている人は、トラブルのときも話しかけやすい。
信頼は、大きな報告ではなく、小さな報告の積み重ねでできていきます。

GOALYで、報連相の準備を整える

報連相の質は、伝える前の準備で決まります。GOALYシリーズは、その準備を支えます。

今日のゴリ言

「黙って抱えるな。ひと声で、群れは動く。」

── ゴリル

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