ジャングルのボスは、いちばん力持ちのゴリラじゃないAI時代に必要とされる人材とは?
公開 仕事の進め方

作業はAIに。決めることは、あなたに。
文章を書く。調べものをする。資料をまとめる。コードを書く。
ついこの前まで「人がやる仕事」だったことを、AIがあっという間にこなすようになりました。
となると、気になるのはこれです。
「じゃあ、人間は何をすればいいの?」
ゴリルは腕を組んで、こう答えます。

「ウホ。群れを動かすのは、いちばん力が強いやつじゃない。行き先を決められるやつだ。」
AIに使われる人、AIを使う人
同じAIを使っていても、人は2つに分かれます。
AIに使われる人
- 何を頼めばいいかわからず、なんとなく質問する
- 出てきた答えを、そのままコピーして提出する
- 間違っていても気づかない。気づいても直し方がわからない
AIを使う人
- 「何のために、何がほしいのか」をはっきり伝える
- 出てきた答えを読んで、使えるか・使えないかを決める
- 足りなければ、指示を直してもう一度頼む
ちがいは、頭の良さでもITの詳しさでもありません。
立ち位置です。
指示を受ける側に立っているか、与える側に立っているか。
AIの前では、全員がどちらかを選ぶことになります。
必要な力は、たった3つ
AIを使う側に立つために必要なのは、この3つです。
- 目的を決める力
- 指示を出す力
- 判断する力
シンプルですが、どれも意外と奥が深い。
① 目的を決める力 ── 何のためにAIを使うのか
AIは、聞かれたことには何でも答えてくれます。
でも、何を聞くべきかまでは教えてくれません。
- この仕事は、何のためにやるのか
- 最終的に、誰がどうなればいいのか
- そもそも、AIに頼むべきことなのか
ここがあいまいなまま使い始めると、それらしい答えがたくさん出てくるのに、どれも決め手にならない。
時間をかけて、結局何も決まらない、ということが起こります。
指示の良し悪しは、指示を書く前に決まっています。
目的がはっきりしている人だけが、いい指示を出せるのです。
② 指示を出す力 ── 安全に、有効に、効果的に
「いい感じにまとめておいて」
入社したばかりの新人にこう頼んだら、きっと困らせてしまいます。AIも同じです。
いい指示には、3つの視点があります。
安全か
- そもそも、AIに渡していい情報か(顧客の個人情報、社外秘の資料など)
- AIにやらせていいことか(最終判断、人を傷つけうる内容など)
どんなに便利でも、外に出してはいけない情報や人が決めるべきことがあります。
有効か
- 目的(なぜ必要なのか)を伝えているか
- ゴール(どうなったら完成か)を伝えているか
「会議資料を作って」より、
「来週の定例で、新サービスの予算を通したい。部長が5分で判断できる1枚にして」。
目的とゴールがあると、AIの答えは一気に的外れでなくなります。
効果的か
- 前提・条件・使ってほしい情報を、最初にまとめて渡しているか
- 何往復もしないと欲しいものにたどり着かない頼み方になっていないか
少ないやりとりで、ほしいものが返ってくる。これが効果的な指示です。
③ 判断する力 ── AIは自信満々に間違える
AIの答えは、たいていとても堂々としています。
文章もきれい。構成もきれい。
だからこそ、間違っていても気づきにくい。
ゴリルいわく、

「見た目がきれいなバナナでも、中が傷んでることはある。むいて確かめろ。」
出てきた答えを見るときは、この3つを確かめます。
- 事実は確かか:数字、固有名詞、日付、法律や制度。大事なところは元の情報で確認する
- 目的に合っているか:正しいけれど、今回ほしかった答えではない、ということはよくある
- 自分が責任を持てるか:最後にそれを出すのは、AIではなくあなた
これって、もはや管理職では?
ここまで読んで、気づいた人もいるかもしれません。
- 何のための仕事かを決める
- 目的とゴールを伝えて、仕事を任せる
- 上がってきたものを確認して、OKかやり直しかを決める
- 任せてはいけないことを見極める
- 最終的な責任は自分が持つ
これは、部下に仕事を任せるときにやっていることそのものです。
つまりAI時代に必要とされるのは、
「役職としての管理職」ではなく、「スキルとしてのマネジメント」。
新入社員でも、フリーランスでも、学生でも。
AIを使う人は、今日からAIという部下を持つリーダーになります。
- 書く・調べる
- 資料をまとめる
- 下書きを出す
- 何のための仕事かを決める
- 目的とゴールを伝えて任せる
- OKかやり直しかを決める
ひとりで一チームを率いる時代が、もう来ているのです。
じゃあ、どう鍛える?
いきなり「いい指示を出せ」と言われても難しい。
でも、練習の入口はシンプルです。
「なぜやるのか」を一行で書く
何かに取りかかる前に、目的を一行だけ書いてみる。
これができるようになると、AIへの指示も、人への依頼も、ぐっとうまくなります。
任せたら、必ず確かめる
AIでも人でも、任せっぱなしにしない。
返ってきたものを見て、判断して、次の指示を出す。この往復がそのまま「判断する力」の練習になります。
小さく任せて、小さく確かめる
いきなり大仕事を丸投げしない。
まずは一部を任せて、結果を見て、任せる範囲を広げていく。人を育てるときと同じ順番です。
管理職の力を、GOALYで鍛える
AIの時代に全員が身につけたい「マネジメントの力」を分解すると、だいたいこの5つになります。
- 考えを整理する力
- 目的を言葉にする力
- 情報を拾い、必要なときに引き出す力
- 計画に落とし、任せる力
- 最後に判断する力
GOALYシリーズは、この5つを3つのアプリで分担して支えるようにできています。
考えを整理し、目的を言葉にする ── GOALY MIND
いい指示が出せないとき、足りないのは文章力ではなく、頭の中の整理です。
GOALY MIND は、チャットに向かって思いつくままに書き出すだけの思考整理アプリ。
AIが質問を投げかけながら、書き出した考えをマップに整理してくれます。
マップを見ながら深めたいところは深め、広げたいところは広げる。
最後は「かんたんな要約と結論」や「論文のような形」など、ほしい形でまとめられます。
絡まった考えをほどいて、目的を一行で言えるようになるための道具です。
情報を拾い、あとで引き出す ── GOALY MEMO
判断の質は、手元にある材料の質で決まります。
GOALY MEMO は、開いたらすぐ書けるメモアプリ。
思いつき、会議で聞いたこと、気になったニュース。とりあえず書いておけば、AIが整理してくれます。
あとから「先月の打ち合わせで出た予算の話」のように、ふだんの言葉で探し出せます。
MEMO にためたメモは、MIND のチャットに呼び出して、考える材料にできます。
計画に落とし、任せる ── GOALY TODO
考えがまとまったら、次は動かす番です。
GOALY TODO は、目的 → プロジェクト → タスク → TODO の順に、最初の一歩まで落とし込むアプリ。
「★必ずやる」と「余力があればやる」を分けて、今日やることを決められます。
そして人に頼んだことは「任せた」、返事を待っていることは「返事待ち」として期限つきで並べておけます。
任せて、確かめる。 これはまさに、管理職が毎日やっていることです。
MIND で考えた計画は、そのまま TODO に送れます。
そして、判断はいつも人に残す
GOALYシリーズには共通の考え方があります。
AIは手伝う。決めるのは、あなた。
- MEMO は、AIが整理しても元のメモはそのまま残す
- MIND は、計画にするかどうかを自分で選ぶ。考えるだけで終わってもいい
- TODO は、何に「★必ずやる」を付けるかを自分で決める
AIに任せきりにせず、判断する力をちゃんと使う。
そういう設計にしています。
拾って、考えて、動かす
まとめると、GOALYシリーズの使い方はこうです。
MEMO で拾う → MIND で考える → TODO で動かす
拾った情報から考えをまとめ、目的を言葉にし、計画にして、任せて、確かめる。
この一周は、管理職の仕事そのものであり、AIに的確な指示を出し、答えを判断する力の練習でもあります。
役職がなくても、部下がいなくても。
AIの時代は、誰もが自分のチームのリーダーです。
GOALYは、そのリーダーの相棒でありたいと考えています。
今日のゴリ言
「バナナを取りに行かせる前に、どの森か決めろ。」
── ゴリル

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